2013年5月31日佐渡島で放牧養豚 ON !

                             ピッグスペシャリスト 山下哲生


 人と豚との距離を縮め、新しい関係をエコとリサイクルで目指す上で絶好の方法である放牧養豚が、佐渡島で始まりました。詳細は追って発信していきますが、海岸までほんの30メートルぐらいのところで、豚さん達は思いっきり体を動かし、土ほじりに励んでいます。

 

 絶海の孤島「佐渡島」
 佐渡島はいわば「海外」であり、飛行機の便も今は機体の故障でなくなってしまっています。


 放牧養豚予定地は海岸近くの砂地で、ススキに覆われ、松が何本か自生している程度。作物も育つのはソバぐらいで、耕作放棄地となっていました。ここに2牧区を設け、30頭程度の飼養を始めています。


 最初の仕事は、柵の支柱の打ち込み。2.5メートル間隔で、木支柱、アングルという順番で、景観にも配慮して、打ち込んでいきました。砂地なので、ユンボで上から抑えることで、支柱の埋め込みは極めて順調にいきました。
 水源は、畑地灌漑用の井戸から汲み上げることができました。浅い井戸なので、エンジンポンプを使用して地下3メートルぐらいのところから汲み上げ、自然流下で、設けられた給水器に送水するようにしています。



 豚君達の寝場所は、地面より一段高くし、日よけ・雨よけにテントを張っています。
 放牧2日目の情景。佐渡は温暖で、通年で放牧ができそうです。トキ、金山につぐ、第三の観光資源にもなる可能性を秘めています。